こんにちは。さくもも(@samosta25)です。
今回は、出口汪さんの『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』のレビューです。
- 小学生のお子さんを持つパパママ
- 子どもの学力を上げたい!と思っているパパママ
- 子供の頃、もっと勉強しておけばよかったと思っている人
国語力が重要なワケ

国語力とは、物事の筋道を立て、それを理解する力のことです。
つまり、簡単に言うと「考える力」だと言えます。
考える力のない子
これからの時代は、自分の頭で考えて解決する力が必要だと出口さんは言います。
「考える力」のない子どもが多いそうです。
それと同じように、「伝える力」もない。
人に何かを伝えるためには、伝えたい情報を頭のなかで整理する必要があります。
なので「考える力」がないと、「伝える力」もないのです。
感情語で会話をする子どもたち
「うざい」「やばい」「むかつく」「びみょー」「ウケる」etc…
まぁ、普段から私たち大人も普通に使ってしまってると思います。
「やばい」なんか特に。わたしは当たり前に使っています。
ですが、こんな感情語だけでは自分の気持ちは人に伝わりません。
例えば、
子どもが「まじうぜー。すげーむかつく。」と言ってきたとします。
何がどううざくて、何がどのようにむかつくのか。
よくわかりませんよね。
人と人がわかり合うためには、論理語が必要なのです。
人に自分の気持ちを正しく伝えるために、「考える力」や「伝える力」つまりは「国語力」が必要だということです。
国語力をつけるには小学生時代の勉強が重要

小学生時代の勉強の仕方を変えなければ、
その子どもは将来時代に取り残され、
より苛烈になる競争社会の敗者になることは間違いありません。
本文より引用
でもそれだけ、出口さんは国語力の重要性を訴えているわけですね。
小学生時代の勉強は、親のサポートが必要です。
そこで勉強が「好き」になれるかは、全て親にかかっていると言っても過言ではありません。
国語の力は、すべての科目に通じるからです。
例えば、算数の問題を解くとき、文章を理解しないと解けませんよね?
問題の意味がわからないと、解きようがありません。
わたしたちは日本人なので、基本はすべて日本語で考え、日本語で理解します。
なので、どの科目の問題を解くにも「国語力」が必要なのです。
「国語だけできなくて、他はなんでもできる」っていうことはないんですね。
逆に、「国語ができれば、他はどれだけでも伸びる」ということです。
子どもの国語力を伸ばすために親ができること

子どもの学習のサポートは親がしてあげなくてはいけません。
我が家の子どもたちは、3歳と1歳なので、小学校入学はまだまだ先ですが、今からでもできること、意識したいことをまとめてみます。
- 親自身が国語力を身につける ←やっぱり読書が大事?
- 論理的にわかりやすく会話をすることを心がける
- 「むかつく」「うざい」などと言ったら、「どうして?」「何が?」と聞く
- 子どもの要求に対して「どうして?」と聞く ←自分の頭で考えさせる
- 悪いことをした時は、筋道を立てて説明する ←感情的に怒ってもダメ
- 子どもの言葉遣いを注意深く観察する
- 子どもと一緒に読書をする
- 「なんで?」には一緒に考える姿勢を見せる ←どんなにバカげたことでも否定せずに考える。答えが出なければ調べる
- とりとめのない話をしていたら、「つまりどういうこと?」と要約させる
最後に
ここまで、国語力がいかに重要なのかということ、今からでも親ができることをまとめてきましたが、いかがでしたか?
この本は、Kindleで読みましたが、要所要所でマンガも出てきて読みやすく、とてもわかりやすかったです。
本を読むのがあまり得意じゃないよって方にもおすすめします。
興味がある方はぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。