こんにちは。
読書大好き!ブログ大好き!2児ママのさくもも(@samosta25)です。
今回は、私がはじめて読んだ文章術の本、上阪徹さんの「超スピード文章術」についてまとめます。
まず、分かりやすい!!
そして、説得力がある!!
「文章術」なのに、読んでて楽しくなってきて、どんどん先を読みたくなる感覚でした。
「スピード文章術」を読んだ理由
私は本を読むのは好きだけど文章を書くことに対しては苦手意識があります。
その「苦手」って「嫌い」とは全然違うんですよ。
むしろ、書くことは「好き」なんです。
じゃあどうして「苦手」と思うかっていうと、語彙力や文章力がないから。
人様に見せる文章を書くのはちょっと「不安」なんですね。
もともとノートや手帳を書くのは好きだけど、人様に見せる文章を書くって、ブログ始めるまでほとんどありませんでした。
そんなわたしみたいな文章苦手マンは、「人様に見せる」というだけで「うまいこと書かなきゃ!」ってなるんですよね。
でも、上阪さんはこの本の中で「うまく書こうとしなくていいんだよ」と言ってくれています。
実際、うまいこと書こうと思うと空回って、全然うまく書けないです。
はちゃめちゃになります。
なので、文章術系の本を1度読んでみたいなと思ったわけです。
著者・上阪徹さんはブックライター
上阪さんは、職業ブックライターです。
ブックライターとは、著者本人に代わって本を書く仕事です。
長時間にわたるインタビューをさせてもらい、1冊の本に仕上げていきます。
本文より引用
要は「ゴーストライター」と同じね!と思って、調べてみました。
そしたら、
上阪徹さんは『存在しないことを前提にした「ゴーストライター」という呼称よりも、存在を明らかにし得る「ブックライター」という新しい呼び名とするべきだと提唱した』そうで。
上阪さんが「ブックライター」という言葉を世に浸透させたんだということがわかりました。
上阪さんは、もともと文章を書くのは苦手だったそうです。
作文や読書感想文が億劫で仕方がなかった。
大学生になるまではほとんど本を読んだこともなかったそうです。
それなのに「職業ブックライター」
うーん、なかなかすごい人かも。
だからこそ、説得力があるのかもしれません。
だからこそ、わかりやすい文章が書けるのかもしれません。
文章を書くときは、まず「素材」を集める
文章を書くときは、「素材」集めが大事だと上阪さんは言います。
「素材」とは、
- 独自の事実
- エピソード
- 数字
この3つです。
どうやって書こうか?
どうやったらうまく書けるかな?
…ではなくて、
何を書こうかな?
何を伝えたいかな?
という風に考えてみると、書くハードルが一気に下がります。
伝えたいことを思いながら、文章を書く前に「素材」をザーッと書き出す。
それだけでスッと書く作業に入れます。
素材文章術5step
①書く目的と読者を定める
- 何のために書くのか?
- 誰のために書くのか?
ここで印象的だったのは、
「みんな」に向けた文章は誰にも伝わらない
ということ。
ブログ記事書いてると、どうしても「読んでくれるみなさま」に向けて書こうと思ってしまう。
そうではなくて、具体的に「○○で××な友人のA」といった感じで読者をピンポイントで決めて書いた方が、ぐっと伝わると上阪さんは言います。
そしてわたしみたいな文章苦手マンは、「書くこと」そのものを目的にしてしまったりします。
それは絶対NGです!
「書くこと」を目的にしてしまうと、「書き方」や「表現」にこだわり始めて時間がかかってしまいます。
ほんと自分のこと言われてるようですね…(^^;
②素材を集める
「書くこと」が決まった瞬間から、素材探しスタートです。
早めにたくさんの「素材」を集めて、多すぎたらあとで削ればいいだけです。
書いてる途中で「素材」が足りなくてまた探す…ということをしていると無駄に時間がかかるので、足りなくなることがないように、多めに集めます。
素材になるものは
「ひらめき」「見たもの」「聞いたもの」「感覚」などなど。
わたしは、普段から思ったことや見たり聞いたりしたことをなんでもノートに書いています。
なので、それだけでも素材が結構集まっているなと思いました。
日頃からメモの習慣をつけておくと、ネタにこまらないのでおすすめです♪
③素材を組み立てる
素材をたくさん集めたら、「しゃべって伝えるならどんな順番にするか?」を考えながら、素材の順番を決めます。
「順番を決める」という言い方をすると、難しく感じたので、実際にやってみました。
実際にやってみると、「書くなら」ではなくて「しゃべるなら」と考えるだけで、書き出した「素材」を見ると、あまり考えなくても伝えたい順番に並べられました。
これを先に言って、次はこれが来るな…みたいな感じで。
どんどん繋がっていきました。
言葉で聞いてもピンと来ないですよね?
実際にやってみることをおすすめします。
ここで印象に残った1文。
目の前の相手に伝わるように素材を組み立てるときに初めて、その人にもっとも伝わりやすい論理が生まれるのです。
本文より引用
わかりやすいか?ちゃんと伝わるか?は、素材の組み立てが重要なんだなと感じた1文でした。
④一気に書き切る
素材の組み立てができたら、あとはとにかくバーッと一気に書き切ることです。
誤字脱字気にしない。
ん?と思ったところは考えないでしるしをつけて進める。
とにかく、書いてる途中で悩まない!
書き出しから終わりまで一気に書いてしまいます。
⑤見直す
書いてるときって、気持ちが熱くなったりしますよね?
なので、冷静に見直す必要があると上阪さんは言います。
「冷めた視点」で修正します。
わかりやすいか?
読みにくくないか?
誤字脱字はないか?
余計なことは書いていないか?
まとまっているか?
しっかり推敲して整えて終了です。
読みやすい文章を書くpoint
印象に残ったpointを紹介します。
- 1文を短く!
- スラスラ読める「リズム」をつくる
- 「 」の強調使用
- 難しい日本語は「翻訳」する
- 良質な文章を読み続ける
この中でも、最後の「良質な文章を読み続ける」はもっとも響きました。
読みやすい文章に普段から触れていると、自分も読みやすい文章を書けるようになってくるんだろうなぁと。
納得できました。
素材を集めて文章を書いてみよう【まとめ】
- 文章は「どう書くか?」より「何を書くか?」
- 文章は「素材」が全て
- 「素材」を集めて組み立てて一気に書き切る
- 冷めた視点で見直し、修正する
- 良質な文章を読み続ける
今回「超スピード文章術」を読んで、私は書くことを難しく考えすぎてたなと感じました。
書く前に手間をかければ、書くこと自体は難しくないし、なにより楽しい!
「素材を集める」こと自体がすごく楽しいです。
この本は文章術を今までたくさん読んできた方には物足りないかもしれません。
でも、あまり読んだことない人やブログ初心者の方にはおすすめしたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)